Raspberry Pi サーバ化の初期セットアップガイド

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Raspberry Piでサーバを構築する人向けの初期セットアップについて解説していきます。SSHの接続や、IPアドレスの固定化などの解説もしていきます。

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準備

準備をしていきます。以下のリストは、必要なものです。

必要な物商品のリンク
Raspberry Pi 4 Model Bhttps://ssci.to/6370
AC電源アダプター (5.0V 2A程度の物がオススメ)https://amzn.to/2ZCexee
microSDカード (32GB程度)https://amzn.to/3xyo5Du
LANケーブル
パソコン
ルータ

OSのダウンロード

OSの準備をします。Raspberry PiをサーバにするのでGUIではなくCUIの方をダウンローダします。以下のリンクからRaspberry Piの公式サイトに行くことができます。あ

Operating system images – Raspberry Pi
From industries large and small, to the kitchen table tinkerer, to the classroom coder, we make computing accessible and affordable for everybody.

サイトに行くと3種類ありますが、今回はRaspberry Pi OS Liteを選択します。Downloadをクリックするとダウンロードされます。

OSデータをダウンロードしている間にSDカードに書き込むソフトをダウンロードします。ここではEtcherを使います。以下のリンクからダウンロードしてください。

balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives
A cross-platform tool to flash OS images onto SD cards and USB drives safely and easily. Free and open source for makers around the world.

ダウンロードできたらインストールします。
これでOSがダウンロードされるまで待ちます。

SDカードに書き込み

Etcherを使ってSDカードに書き込みます。ダウンロードしたファイルとSDカードをセットします。

セットしたらFlash!をクリックして書き込みを開始します。

Flash Complete!と表示されれば完成です。

SSHの設定

SSHに接続できるようにします。

SDカードをPCに接続します。bootのなかにsshファイルを作成します。

右クリックをしてテキストを作成してファイル名を[ssh]にします。

警告が出ますがそのまま保存します。

最後に書き込んだSDカードを差し込んでLANケーブルと電源ケーブルを差し込んで起動しておきます。

SSHに接続

SSHに接続します。RaspberryPIのIPアドレスを確認します。

IPアドレスを確認する方法はたくさんありますが、今回は、「Advanced IP scanner」を使います。

Advanced IP Scanner - ダウンロード無料のネットワークスキャナー
Advanced IP Scannerはすべてのネットワークデバイスを表示し、共有フォルダへのアクセスを提供します。また、リモートからコンピューターの電源を切ることができます。ダウンロードは無料です。

名前にraspberrypiと出ているのでそのIPアドレスをメモしておきます。

ターミナルを開きます。そして以下のようにコマンドを入力します。

$ ssh pi@[IPアドレス]

そうすると何か聞かれるのでyesと入力します。

The authenticity of host '[ipaddress] (ipaddress)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:??????????PKE3UA3kDQ2Ub9caeFQCkdSrlC3asoog.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes

パスワードが聞かれるのでパスワードを入力します。Raspberry Piの場合初期パスワードが「raspberry」になります。

Warning: Permanently added '[ipaddres]' (ECDSA) to the list of known hosts.
[email protected]'s password: raspberry
[email protected]:~ $

ソフトウェアのアップデート

ソフトウェアをアップデートします。以下のコマンドを入力することでアップデートできいます。
SSH接続されたターミナルで実行します。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

2つともパスワードが聞かれるので「raspberry」と入力します。

ユーザーの作成

初期のユーザーではセキュリティの面であまりよくありません。なので新たにユーザーを作成します。ユーザを作成するには「adduser」コマンドを使います。僕は「remylog」でユーザを作ります。
※[username]には作りたいユーザー名を入力。[]は不要!!

$ sudo adduser [username]

実行するといろいろレスポンスが返ってくるのですべてエンターキーを押します。

Adding user `remylog' ...
Adding new group `remylog' (1001) ...
Adding new user `remylog' (1001) with group `remylog' ...
Creating home directory `/home/remylog' ...
Copying files from `/etc/skel' ...
New password: 
Retype new password: 
passwd: password updated successfully
Changing the user information for remylog
Enter the new value, or press ENTER for the default
        Full Name []: 
        Room Number []: 
        Work Phone []: 
        Home Phone []: 
        Other []: 
Is the information correct? [Y/n] y  ←yを入力する

作成したユーザーにsudo権限を付与します。「gpasswd」コマンドでグループに追加します。
※usernameの部分は先ほど作ったユーザ名。[]は不要!!

$ sudo gpasswd -a [username] sudo
Adding user [username] to group sudo

これで完了です。

ファイヤーウォールの設定

ファイヤーウォールを設定します。UFWを使います。UFWについて記事を書いたので詳しく知りたい方は以下のリンクから見ることができます。

ここではUFWを有効化した後22番ポート(SSHのポート開放)のポート開放をするところまでを解説していきます。
まずUFWを有効化します。

$ sudo ufw enable

これで有効になりました。次に22番ポートを開放します。

$ sudo ufw allow 22

これで開放しました。UFWをリロードして適応します。

$ sudo ufw reload

これでファイヤーウォールの設定ができました。

IPアドレスの固定

IPアドレスを固定します。以下のコマンドで設定ファイルを編集します。

$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf

そして設定ファイルの下の方に以下のコードを記載します。

interface eth0
static ip_address=[IP address]                                例:192.168.1.2/24
static routers=[ルータのIPアドレス]                          例:192.168.1.1
static domain_name_servers=[DNSサーバのIP]         例:8.8.8.8,8.8.4.4など...

ご自身の環境に合わせて変更してください。設定を適応するには再起動してください。

まとめ

今回はRaspberryPIをサーバにする上での最セットアップについて解説しました。これでサーバ公開の基盤が作れたと思います。

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