Raspberry Piでサーバを構築する人向けの初期セットアップについて解説していきます。SSHの接続や、IPアドレスの固定化などの解説もしていきます。
準備
準備をしていきます。以下のリストは、必要なものです。
必要な物 | 商品のリンク |
Raspberry Pi 4 Model B | https://ssci.to/6370 |
AC電源アダプター (5.0V 2A程度の物がオススメ) | https://amzn.to/2ZCexee |
microSDカード (32GB程度) | https://amzn.to/3xyo5Du |
LANケーブル | |
パソコン | |
ルータ |
OSのダウンロード
OSの準備をします。Raspberry PiをサーバにするのでGUIではなくCUIの方をダウンローダします。以下のリンクからRaspberry Piの公式サイトに行くことができます。
![](https://remylog.com/wp-content/uploads/2024/05/1-1024x683.png)
サイトに行くと3種類ありますが、今回はRaspberry Pi OS Liteを選択します。Downloadをクリックするとダウンロードされます。
OSデータをダウンロードしている間にSDカードに書き込むソフトをダウンロードします。ここではEtcherを使います。以下のリンクからダウンロードしてください。
ダウンロードできたらインストールします。
これでOSがダウンロードされるまで待ちます。
SDカードに書き込み
![](https://remylog.com/wp-content/uploads/2024/05/3-1024x671.png)
Etcherを使ってSDカードに書き込みます。ダウンロードしたファイルとSDカードをセットします。
セットしたらFlash!をクリックして書き込みを開始します。
Flash Complete!と表示されれば完成です。
SSHの設定
SSHに接続できるようにします。
SDカードをPCに接続します。bootのなかにsshファイルを作成します。
![](https://remylog.com/wp-content/uploads/2024/05/スクリーンショット-2021-11-28-203707.png)
右クリックをしてテキストを作成してファイル名を[ssh]にします。
![](https://remylog.com/wp-content/uploads/2024/05/スクリーンショット-2021-11-28-203710.png)
警告が出ますがそのまま保存します。
最後に書き込んだSDカードを差し込んでLANケーブルと電源ケーブルを差し込んで起動しておきます。
SSHに接続
SSHに接続します。RaspberryPIのIPアドレスを確認します。
IPアドレスを確認する方法はたくさんありますが、今回は、「Advanced IP scanner」を使います。
![](https://remylog.com/wp-content/uploads/2024/05/スクリーンショット-2021-11-28-210916-1024x582.png)
名前にraspberrypiと出ているのでそのIPアドレスをメモしておきます。
ターミナルを開きます。そして以下のようにコマンドを入力します。
$ ssh pi@[IPアドレス]
そうすると何か聞かれるのでyesと入力します。
The authenticity of host '[ipaddress] (ipaddress)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:??????????PKE3UA3kDQ2Ub9caeFQCkdSrlC3asoog.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
パスワードが聞かれるのでパスワードを入力します。Raspberry Piの場合、初期パスワードが「raspberry」になります。
Warning: Permanently added '[ipaddres]' (ECDSA) to the list of known hosts.
pi@ipaddress's password: raspberry
pi@raspberrypi:~ $
ソフトウェアのアップデート
ソフトウェアをアップデートします。以下のコマンドを入力することでアップデートできいます。
SSH接続されたターミナルで実行します。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
2つともパスワードが聞かれるので「raspberry」と入力します。
ユーザーの作成
初期のユーザーではセキュリティの面であまりよくありません。なので新たにユーザーを作成します。ユーザを作成するには「adduser」コマンドを使います。僕は「remylog」でユーザを作ります。
※[username]には作りたいユーザー名を入力。[]は不要!!
$ sudo adduser [username]
実行するといろいろレスポンスが返ってくるのですべてエンターキーを押します。
Adding user `remylog' ...
Adding new group `remylog' (1001) ...
Adding new user `remylog' (1001) with group `remylog' ...
Creating home directory `/home/remylog' ...
Copying files from `/etc/skel' ...
New password:
Retype new password:
passwd: password updated successfully
Changing the user information for remylog
Enter the new value, or press ENTER for the default
Full Name []:
Room Number []:
Work Phone []:
Home Phone []:
Other []:
Is the information correct? [Y/n] y ←yを入力する
作成したユーザーにsudo権限を付与します。「gpasswd」コマンドでグループに追加します。
※usernameの部分は先ほど作ったユーザ名。[]は不要!!
$ sudo gpasswd -a [username] sudo
Adding user [username] to group sudo
これで完了です。
ファイヤーウォールの設定
ファイヤーウォールを設定します。UFWを使います。UFWについて記事を書いたので詳しく知りたい方は以下のリンクから見ることができます。
ここではUFWを有効化した後22番ポート(SSHのポート開放)のポート開放をするところまでを解説していきます。
コメント