Raspberry Pi 4 の起動を高速化する方法:USBブートで劇的改善

「Raspberry Pi 4 の起動を高速化する方法:USBブートで劇的改善」のサムネイル Linux
スポンサーリンク

Raspberry Pi を使っていてこう思ったことはありませんか?
・Raspberry Pi の起動が遅い
・microSDカードの耐久性が心配
これらはUSBブートで解決できます。

そこで今回紹介するUSBでOSをブートする方法です。
この方法を使えばHDDやSSDからも起動することが可能です。また、Raspberry Piの動作が早くなる可能性があります。

※今回の方法は「Raspberry Pi 4」から使えるやり方です。「Raspberry Pi 3」などは対応していません。

これ1冊でできる!ラズベリー・パイ 超入門 改訂第7版 Raspberry Pi 1+/2/3/4/400/Zero/Zero W/Zero 2 W 対応
Amazon.co.jp: これ1冊でできる!ラズベリー・パイ 超入門 改訂第7版 Raspberry Pi 1+/2/3/4/400/Zero/Zero W/Zero 2 W 対応 eBook : 福田 和宏: Kindleストア
スポンサーリンク

Raspberry Pi Imager のインストール

まず、「Raspberry Pi Imager」というソフトをインストールします。このソフトでBootloaderやOSのインストールされたディスクを作ります。
公式ページにアクセスし、「Software」をクリックします。

Just a moment...
RaspberryPiの公式サイト

下にスクリールすると「Install Raspberry Pi OS using Raspberry Pi Imager」があるのでそこからソフトウェアをダウンロードします。自分のOSに合わせてダウンロードして下さい。

RaspberryPiのダウンロードサイト

ダウンロードしたファイルを実行します。そして「Install」をクリックします。

インストール画面

インストールが始まるので終わるまで待ちます。

インストール中

最後に「Finish」をクリックします。そしてソフトが起動すれば完了です。

インストール完了

Bootloaderの更新

Raspberry Pi 4をUSBから起動するには「Bootloader」を更新する必要があります。これにはmicroSDカードが必要になります。

パソコンでの作業

パソコンとmicroSDカードを接続します。そしてmicroSDカードをフォーマットします。
「Raspberry Pi Imager」を起動し、「OSを選ぶ」→「削除」の順にクリックしていきます。

削除を選択

「ストレージを選ぶ」からパソコンに接続したmicroSDカードを選択します。

SDカードを選択

そして「書き込む」をクリックし、フォーマットします。「書き込みが正常に終了しました」と出ればOKです。

書き込み完了

フォーマットが終わったらBootloaderをmicroSDカードに書き込みます。
「OSを選ぶ」をクリックし、「Misc utility images」→「Bootloader」→「USB Boot」の順にクリックします。

Misc utility imagesを選択
Bootloaderを選択
USBBootを選択

先ほどと同じ「ストレージを選ぶ」からパソコンに接続したmicroSDカードを選択します。

ストレージを選択

最後に「書き込む」をクリックして待ちます。
「書き込みが正常に終了しました」と出ればOKです。

続けるを選択

Raspberry Pi での作業

Raspberry PiにmicroSDカードを接続します。そしてRaspberry Piを起動します。
電源を入れてしばらく待つと画面全体が緑色になります。

画面全体が緑色

これでBootloaderの設定が終わりました。

USBディスクにOSをインストール

USBデバイスにOSを書き込んでいきます。今回は余っているSSDがなかったのでHDDにしました。

HDDの画像

「Raspberry Pi Imager」を起動し、HDDをフォーマットします。
フォマット方法はmicroSDカードをフォーマットした方法と同じなのでわからない場合は「Bootloaderの更新」の「パソコンでの作業」を確認して下さい。

インストールするOSを選択します。「OSを選択」から「Raspberry Pi OS (other)」→「インストールしたいOS」を選択します。今回は「Raspberry Pi OS (64-bit)」を選択しました。

OSを選択

ストレージを選択し、「書き込む」をクリックします。「書き込みが正常に終了しました」と出れば完了です。

Raspberry Pi のセットアップ

起動確認をします。その前にRaspberry Pi からmicroSDカードを抜いておきます。
OSを書き込んだHDDやSSDをRaspberry Piに接続します。

電源を入れて初期セットアップを行なっていきます。
ウィンドウが表示したら「Next」をクリックします。

Nextを選択

国や言語の設定をします。「Country」から「Japan」を選択します。「Language」や「Timezone」は自動で変わると思います。

国・言語・タイムゾーンの選択

「Create User」では、ユーザー名とパスワードを決めます。
「Enter Username」にユーザー名「Enter Password」にユーザーのパスワード「Confirm Password」にもう一度同じパスワードを入力します。

ユーザー名・パスワードを設定

「Set Up Screen」では、ディスプレイの周りに黒い枠が表示している時に設定する項目です。黒い枠がある場合はチェックを入れて「Next」をクリックします。

ディスプレイの設定

WiFiを設定します。自分の家のWiFiを選択します。

WiFiの設定

WiFiのパスワードを入力します。

WiFiのパスワードを入力

「Update Software」ではソフトウェアのアップデートをしますか?と聞いているので「Next」をクリックしてアップデートします。

Updateをするかの確認

アップデートが終わると「Setup Complete」のウィンドウが表示されるのでそのまま「Restart」をクリックして再起動します。

再起動を選択

これで初期設定が終わりました。あとはOSが起動すれば普段のRaspberry Piと同じ感じで使えます。

まとめ

今回はRaspberry PiをUSBブートする方法を紹介しました。HDDやSSDにすることでますます快適なRaspberry Piライフを楽しめますね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました