皆さんはスマホやパソコンの写真をどうしていますか?
最近ではクラウドなどで保存している人が多いと思いますが、紹介するPiwigoはwebベースの写真管理アプリケーションです。Webベースなので閲覧・編集は全てWebで行うことができ、家からでも外からでも使うことができます。
この記事では、piwigo サーバの構築手順を紹介します。
環境について
piwigo をインストールした環境は以下の表の通りです。
OS | Ubuntu20.04またはUbuntu18.04 |
Webサーバ | Apache最新版(その他のWebサーバアプリケーションでもOK) |
データベース | Mysql最新版(その他のデータベースアプリケーションでもOK) |
PHP | PHPの最新版(バージョン7.0以上 最新版を入れれば間違いないと思う) |
Piwigo をインストール
インストールしていきます。
Updateをする
まずはUpdateをしましょう。2つのコマンドを打てばOKです。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
Apacheをインストール
WebサーバであるApacheをインストールしていきます。
$ sudo apt install apache2
Mysqlをインストール
データベースであるMysqlをインストールします。
$ sudo apt install mysql-server
PHPをインストール
PHPをインストールしていきます。
$ sudo apt install software-properties-common
$ sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php
$ sudo apt update
$ sudo apt install php php-common php-mbstring php-xmlrpc php-gd php-xml php-intl php-mysql php-cli php-ldap php-zip php-curl
PHPの設定をします。7.4と書かれているところはPHPのバージョンになります。自分のバージョンに書き換えて実行してください。
$ sudo nano /etc/php/7.4/apache2/php.ini
いくつかの項目を変更します。検索には「Ctrl」+「w」で検索できます。
mymory_limit = 512M
post_max_size = 100M
upload_max_filesize = 100M
データベースを作成
Mysqlにログインします。
$ sudo mysql
データベースとユーザーとパスワードを決めます。
今回は、データベース名を「piwigo_db」ユーザー名を「piwigo_user」パスワードを「piwigo_password」にします。
CREATE DATABASE piwigo_db;
CREATE USER 'piwigo_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'piwigo_password';
GRANT ALL PRIVILEGES ON piwigo_db.* TO piwigo_user@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;
exit
piwigoをダウンロード
piwigoをダウンロードします。公式ページではFTPを利用してファイルを転送していましたが、僕は「wget」コマンドを使用してダウンロードします。
$ wget -O piwigo.zip https://piwigo.org/download/dlcounter.php?code=latest
piwigoを公開
piwigoを公開します。そのためファイルを展開します。
$ unzip piwigo.zip
展開したらそのファイルをホームページが公開されているディレクトリーにコピーします。
$ sudo cp -r piwigo /var/www/html/
Apacheからアクセスできるように権限を変更します。
$ sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html/piwigo/
piwigoにアクセスできるようになりました。
ファイヤーウォールでポート開放していない人は、「ufwを使ったポート開放のやり方」を見てください。ポート番号はTCP80とTCP443を開放していれば問題ありません。
piwigoの設定
piwigoにアクセスします。「http://(サーバアドレス)/piwigo」にアクセスすると設定画面が表示されます。データベースの設定はMysqlで入力したものと同じにしてください。管理設定は、自分の好みの設定にしてください。
設定項目 | 入力 |
ホスト | localhost(ほとんどの人は同じ) |
ユーザー | piwigo_user(データベースのユーザー名) |
パスワード | piwigo_password(データベースで作ったパスワード) |
データベース名 | piwigo_db(データベースを作るときにつけた名前) |
データベーステーブル接頭辞 | piwigo_(変更する必要ない) |

入力して「インストールを開始する」をクリックすると「ギャラリーへ」のボタンが出てきます。それをクリックすれば完成です。

まとめ
piwigo のインストールについてまとめました。これで写真管理も楽になったと思います。
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