今回はプライベートオンラインストレージのNextcloudの構築のやり方を紹介します。
OSはUbuntuです。
必要なパッケージをインストール
動作に必要なパッケージをインストールしていきます。webサーバにApache,データベースにMysqlを利用します。
まずシステムを最新の状態にしておきます。以下のコマンドでアップデートしてください。
$ sudo apt update
次にパッケージをインストールします。
$ sudo apt install apache2 mysql-server php php-xml php-cgi php-cli php-mysql php-mbstring php-gd php-curl php-zip
「.htaccess」ファイルを有効化します。Apacheの設定ファイルを編集します。
$ sudo nano /etc/apache2/apache2.conf
そして「AllowOverride」の値をNoneからAllに変更してください。変更したら適応させます。
$ sudo a2enmod headers
Enabling module headers.
To activate the new configuration, you need to run:
systemctl restart apache2
$ sudo systemctl restart apache2
データベースを作成
Nextcloud用のデータベースを作成します。Mysqlにログインします。
$ sudo mysql
データベースを作成します。赤色のマーカー部分がデータ
> CREATE DATABASE nextcloud;
データベースのユーザを作成します。黄色のマーカー部分がユーザー名で青色の部分がパスワードになります。
> CREATE USER 'nextuser'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
先ほど作ったデータベースと今作ったユーザーをリンクさせます。
> GRANT ALL PRIVILEGES ON nextcloud.* to nextuser@'localhost';
これでデータベースの設定は終わりです。「exit」と打ってデータベースから抜けます。
Nextcloudをインストール
Nextcloudをインストールします。Nextcloudの公式アカウントからソフトをダウンロードします。
Nextcloudのページにアクセスします。

アクセスしたら「Get Nextcloud」→「Server packages」の順にクリックします。

ダウンロードボタンの上で右クリックをして、リンクをコピーします。

Nextcloudをダウンロードします。僕は「wget」コマンドでダウンロードします。リンクの部分は先ほどコピーしたリンクを貼り付けてください。
$ cd
$ wget [リンク]
例: wget https://download.nextcloud.com/server/releases/nextcloud-22.1.1.zip
これでNextcloudのサーバファイルをダウンロード出来たのでファイルを展開します。展開には、「unzip」コマンドを使用します。
$ unzip [ファイル名]
展開すると「nextcloud」と書かれたフォルダーが出来ます。このフォルダーをホームページとして公開される所へ移動します。
$ sudo mv nextcloud /var/www/html/
そして所有者とグループを変更します。
$ sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html/nextcloud/
これで完成です。
Nextcloudにアクセス
実際にアクセスしてみます。ブラウザを開き、「http://[ipアドレス]/nextcloud」にアクセスします。
初期設定をします。以下の画像を参考に設定してください。

ダッシュボードが見れたら完成です。
まとめ
今回はプライベートオンラインストレージ Nextcloudの構築方法を紹介しました。これでどこからでもファイルを送ったりダウンロードしたりできるようになりました。
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