みなさんは動画編集をするとき、どのようなソフトを使っていますか?
動画編集ソフトには、よく知られているものがいくつかあります。
- Premiere Pro – プロの動画編集者向けの高性能なソフト
- DaVinci Resolve – 無料でも本格的な編集ができるソフト
- iMovie – Macで使える、初心者に優しい編集ソフト
Premiere ProやDaVinci Resolveは高機能なソフトですが、初心者が使いこなすには学習が必要です。iMovieは操作が簡単である一方、編集機能が限られており自由度が低くなっています。
そこで今回は、簡単な操作で編集ができ、エフェクトなどの少し複雑な動画を簡単に作成できるソフト「MiniTool MovieMaker」をご紹介します。
【結論】 MiniTool MovieMakerは、以下の特徴を持つ初心者向けの動画編集ソフトです:
- 無料版でも透かしなしでエクスポートが可能(最初の3本は無制限、その後は2分以内)
- 直感的な操作が可能なシンプルなUI設計
- 豊富なエフェクト、テキスト、BGM素材を内蔵
このソフトの短所は日本語表示に対応していないことだけです。特に短い動画(TikTokやInstagramなど)の編集に向いていて、初めて動画編集をする人でも簡単に使えます。
基本情報
「MiniTool MovieMaker」の基本情報についてまとめました。
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows 11(64 bit), Windows 10 (64 bit) |
CPU | i5以上、2GHz+(Intel 第6世代以降推奨) |
メモリ | 8 GB |
ディスク | 10GBのハードディスク空き容量(SSD推奨) |
GPU | Intel HD Graphics 5000 以降、NVIDIA GeForce GTX 700 以降、AMD Radeon R5 以降。グラフィックドライバーは常に最新バージョンに維持します |
プランと料金はこんな感じです。2025年3月7日時点での料金です。
プラン | 価格 | 期間 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
無料版 | ¥0 | 無期限 | 最初の3本は無制限、その後は2分以内の動画のみ |
月額プラン | ¥1,980 | 1ヶ月 | 全機能利用可能、制限なし |
年額プラン | ¥14,800 | 1年 | 全機能利用可能、制限なし(月額換算 約¥1,233) |
永久ライセンス | ¥29,800 | 無期限 | 全機能利用可能、制限なし、アップデート含む |
機能の紹介
主な機能は以下の通りです。
- マルチトラック動画編集
- 鮮やかなオーディオエフェクト
- 素晴らしいテキスト/エレメント
- 魅力的な動画エフェクト
- 動画色調整
- 遅延なしのバッチ処理
- 透かしなしで動画をエクスポート(制限あり)
このような機能があります。 特に注目すべきは、無料版でも「透かしなしで動画をエクスポート」できる点です。
特徴の紹介
僕が感じた特徴を紹介していきます。
透かしなしで動画をエクスポート
無料版でも透かしなしで動画をエクスポートできますが、以下の2つの制限があります。
- 時間制限なしに最初の3本の動画をエクスポート
- 2分以内の動画を自由にエクスポート
TikTokやInstagramなどのショート動画編集であれば、これらの制限は特に問題にならないでしょう。
シンプルなUI
シンプルなUIで複雑な設定がないのが特徴です。ワークスペースに全ての機能がまとまっています。

豊富な素材やエフェクト
MiniTool MovieMakerには豊富な素材やエフェクトが用意されています。これらはタイムラインにドラッグ&ドロップするだけで適用できるため、初心者でも直感的に操作できます。
以下の画像はそれぞれのタブの一部です。これに関しては実際にソフトをインストールして実際に使ってみた方がわかると思います。


ソフトをインストール
MiniTool MovieMakerをインストールしていきます。
1、ソフトをダウンロードします。以下のリンクからダウンロードページに行き、「無料ダウンロード」をクリックします。

2、クリックしてしばらく待つとファイルがダウンロードします。
3、ダウンロードしたファイルを実行して、「Install Now」ボタンをクリックします。

4、インストールが完了するまで待ちます。

5、インストールが完了したら「Start Now」ボタンをクリックしてソフトを起動します。

これでインストール完了です。
動画編集をしてみる
実際にMiniTool MovieMakerを使って動画編集をしていきます。
プロジェクト作成と素材読み込み
1、ソフトを起動して「New Project」をクリックします。

2、プロジェクトを作成できたらメディアを読み込みます。「Import Media Files」をクリックします。

3、読み込むファイルを選択して「開く」をクリックします。

4、読み込めたらMediaタブに読み込んだ素材が出てきます。

5、素材をタイムラインに配置します。配置するには2つの方法があります。1つは素材にカーソルを移動して右下のプラスマークをクリックする方法、もう1つは素材を選択してタイムラインにドラッグ&ドロップする方法です。

6、タイムラインに設置すると素材の右下にチェックマークが入ります。

カット編集
素材を読み込んだのでカット編集をします。動画をカットする方法はとても簡単です。
1、タイムラインのバーをカットしたい位置まで移動させます。バーを移動するには、上部のつまみをクリックしたまま左右にドラッグします。

2、ハサミマークをクリックすることでカットすることができます。

テキスト
動画にテキストを追加していきます。 Textタブにはさまざまなデザインのテキスト素材が用意されています。テキストを追加するには、テキスト素材をドラッグしてタイムラインに配置します。

トランジション
Transitionsタブには動画と動画の切り替え時のエフェクトが用意されています。切り替え効果を追加するには、トランジションをドラッグして2つの動画クリップの間に配置します。
エレメント
Elementsタブには様々な装飾要素が用意されています。トレンド、絵文字、ラブ、ベーシック、カバー、などの動画に重ねて表示できる素材が豊富に用意されています。これらの要素はドラッグ&ドロップで動画に追加でき、動画をより魅力的に演出することができます。

オーディオ
Audioタブには様々な種類のBGMやエフェクトがあります。BGMを自分で探す手間が省けるので便利ですね! どのようなBGMがあるかはソフトをインストールして確認してみてください。

エクスポート
編集が終わったらエクスポートします。
1、「Export」ボタンをクリックします。

2、ファイル名やエクスポート先などを設定します。 「Name」に動画のファイル名を、「Save to」に保存先を設定します。他の設定はデフォルトのままで問題ありません。 設定できたら「Export」ボタンをクリックします。

3、エクスポートが終わるまで待ちます。

4、エクスポートが完了したら「Find Target」をクリックします。

5、エクスプローラーが起動し、エクスポートした動画ファイルがあります。これで作業完了です!

MiniTool MovieMakerの評価と感想
実際にソフトを使ってみての評価と感想をまとめます。
MiniTool MovieMakerの実際の使用評価として、直感的な操作性と豊富なエフェクト・テキストテンプレートを備えた優れた動画編集ソフトだと感じました。ただし、日本語に対応していない点が唯一の難点です。
とはいえ、使用に慣れることで操作はスムーズにできるようになります。
まとめ
今回は動画編集ソフト「MiniTool MovieMaker」の紹介をしました。特徴をまとめると、
- 透かしなしで動画をエクスポート
- シンプルなUI
- 豊富な素材やエフェクト
です。
初心者でも高度な動画編集が簡単にでき、無料版の機能も充実しています。ただし、現時点で日本語インターフェースには対応していない点に注意が必要です。
興味をお持ちの方は、ぜひ一度インストールして使ってみてください。
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