デジタル画像を拡大すると、どうしても画質が劣化してしまう問題に直面したことはありませんか?
特に低解像度の画像を大きくしたいとき、従来の方法ではぼやけたり、ノイズが増えたりして、満足のいく結果を得るのは難しいですよね。
そんな悩みを解決してくれるのが、AIを活用した画像拡大ソフト「Upscayl」です。
このソフトは無料で利用でき、AIの力を使って驚くほど鮮明に画像拡大が可能です。この記事では、Upscaylの機能や使い方を詳しくご紹介します。
Upscaylのダウンロード・インストール
ソフトをダウンロードします。以下のリンクから公式のダウンロードページに飛んでください。
ダウンロードページが開いたら、「Alternative Downloads」の中からソフトをダウンロードしてください。
Macの場合は、ダウンロードしたファイルを開いてアプリケーションファイルをアプリケーションフォルダーにドラッグ&ドロップするだけです。
Windowsの場合はダウンロードしたファイルを実行します。
実行したら、インストール先を指定して「インストール」ボタンをクリックします。
インストールが終わるまで待ちます。
完了したら「完了」ボタンをクリックします。
Upscaylの使い方
ここからは使い方を「1枚の画像を拡大する方法」と「フォルダを読み込んで拡大する方法」の2つに分けて紹介します。
1枚の画像を拡大
ソフトを起動したら「Select Image」をクリックして、拡大したい画像ファイルを選択します。
画像を読み込んだら「Select Model」を設定していきます。これは、画像を拡大するときに使うモデルデータです。これを変えることで、拡大後の画像の画風が変化します。画風の違いは、記事最後の方で紹介します。
スケールサイズを設定します。スライドバーをスライドすることで設定できます。スケールサイズが大きいと、ファイルサイズが大きくなりパソコンに負荷がかかります。
スケールサイズを設定できたら、出力先を設定します。デフォルトでは、最初に読み込んだ画像ファイルがあるフォルダに出力します。変更する場合は、「Set Output Folder」をクリックしてください。
最後に「Upscayl」をクリックして画像の拡大処理をします。
スケール処理が終わったら比較できる画面が表示されると思います。これでアップスケール作業が完了しました。
複数の画像を拡大
ソフトを起動したら「Batch Upscayl」をクリックします。
「Select Image」をクリックして、拡大したい画像ファイルが入っているフォルダを選択します。
画像を読み込んだら「Select Model」を設定していきます。これは、画像を拡大するときに使うモデルデータです。これを変えることで、拡大後の画像の画風が変化します。画風の違いは、記事最後の方で紹介します。
スケールサイズを設定します。スライドバーをスライドすることで設定できます。スケールサイズが大きいと、ファイルサイズがデカくなりパソコンに負荷がかかります。
スケールサイズを設定できたら、出力先を設定します。デフォルトでは、最初に読み込んだ画像ファイルがあるフォルダに出力します。変更する場合は、「Set Output Folder」をクリックしてください。
最後に「Upscayl」をクリックして画像の拡大処理をします。
「All Done!」が表示すれば処理完了です。
画風の違い
Step2の部分の「Select Model」で変更できるモデルについて画風の違いを見ていきます。
使用する画像はAdobe Stockからダウンロードした風景の写真です。
出力した画像のサンプルを載せておきました。クリックすることで拡大表示することができます。
元画像
GENERAL PHOTO (REAL-ESRGAN)
GENERAL PHOTO (FAST REAL-ESRGAN)
GENERAL PHOTO (REMACRI)
GENERAL PHOTO (ULTRAMIX BALANCED)
GENERAL PHOTO (ULTRASHARP)
DIGITAL ART
まとめ
Upscaylは、AI技術を活用して高品質な画像拡大を簡単に行える無料ツールです。初心者でも使いやすいシンプルなデザインなのでぜひ試してみてください!
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